化粧品成分検定は意味ない?3級~1級合格から2年経ったリアルな感想

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 2015年から実施されている「化粧品成分検定」。比較的新しい民間資格なためか、「意味ないのでは?」「合格したところで履歴書に書けるの?」といった疑問をもつ人も多いようです。

そこで、2020年に化粧品成分検定1級に合格した管理人の目線から、次の4テーマについて掘り下げてみようと思います。

1)化粧品成分検定の難易度

2)化粧品成分検定は本当に意味がないの?

3)化粧品成分検定合格を履歴書に書くのはアリか?

4)化粧品成分検定3級の受験方法と勉強法

化粧品成分検定の受験をご検討中の方、必見です。

化粧品成分検定とは?合格率や難易度について

私の1級合格証です

化粧品成分検定とは、化粧水やシャンプーといった日常的に使う化粧品の成分やパッケージの記載ルール等の理解度を問われる、民間資格の検定試験です。

受験者の半数以上は、いわゆる業界人。具体的には化粧品業界や美容業界、化粧品小売、医療関連に携わっている人で、仕事の知識をアップデートするのに役立てている傾向にあります。

化粧品成分検定はレベル別に3級(入門)2級(基礎)1級(応用)の3段階に分かれており、3級は無料で何度もWEB受験できます。

■化粧品成分検定の合格率

化粧品成分検定の公式サイトによると、1級・2級の合格率は次の通り。3級は試験の性質上のためか、合格率は公表されてません。

  • 1級合格率:65%
  • 2級合格率:68%

合格率の数字だけ見たら「化粧品成分検定って簡単じゃん」という感想が出ますよね。でも、実際はそう単純な話ではありません。そこで難易度についてみていきましょう。

■化粧品成分検定の難易度について

私個人の感想として、化粧品成分検定の難易度はある程度高いものだと思います。

「成分名と特徴を覚えるだけ」という暗記主体の勉強という点では簡単かもしれませんが、そもそも知らない成分が多いので、覚える量が多いためです。

公式サイトにある1級・2級受験者による難易度の感想でも、「やや難しい~とても難しい」が7割以上を占めていました。

業界人がメインの資格試験でありながら、受験者の多くが難しいと感じていることからも、決して簡単ではないことが分かるでしょう。

「難しい」という人が多いのに合格率が高いのは、業界人が仕事のために受験しているという背景があってこそだと思います。

化粧品成分検定は意味がない?履歴書の書くのはアリなの?

購入した教材

化粧品成分検定は意味ないのか、意味があるのか。その答えは受験理由によって変わると思います。

1級合格から2年経って、化粧品成分検定は意味があると感じられたのは次のケースです。

・美容系のブロガーやインフルエンサーになりたい

・美容系のライターになりたい(主に副業)

・単純に化粧品が好き

・自分や家族のために、肌に合った化粧品を選びたい

・値段やブランドだけで化粧品を選ぶのをやめたい

ブログやSNSなど、個人レベルで美容やコスメについて情報発信したいから知識を身につけたいのであれば、化粧品成分検定は役立つでしょう。

また私自身の体験から、クラウドソーシング等で美容系の副業ライターをする際に自己アピールとして役立ったと思います。

一方で、単価の高い案件や専業ライターの応募でも化粧品成分検定1級合格が後押しになったかというと疑問が残ります。

その辺になると、資格を取ったかどうかより実績の方が重視されると個人的には感じました。

化粧品成分検定は意味がないのでは?と考えられるのは次のケース。

・化粧品業界など関連業界に転職したい

・就職活動に役立てたい

要するに、化粧品成分検定に合格したからって内定がもらえるとは限らないということです。

実際に私が就職や転職活動したわけではないので恐縮ですが、意味がないと感じた理由は2点あります。

  1. 受験者の傾向を見ても、就職や転職目的の人は13~16%しかいない
  2. 高価な案件など募集要項のレベルが上がると、資格が武器にならない

ちょっとした副業ならいいけれど、応募者により高いレベルを求める場合は「化粧品成分検定に合格しました」だけじゃプラスの材料にならない。こうした傾向は、就職や転職にも言えるのではないかと思いました。

■化粧品成分検定合格を履歴書に書くのはアリか?

以上の考察から「化粧品成分検定の資格を履歴書に書くのはアリか?」については、「ナシとは言わないが、それだけで採用は難しい」が、私の答えです。

そもそも、実績なく資格取得を書いただけで採用されるほど強いパワーを持った資格自体が希少なんですが……。

また、履歴書に書くとしても1級のみにした方が良いでしょう。

厳しいことを書きますが、ネットで検索すると「化粧品成分検定 意味ない」というワードがトップに出るほど、疑問をもたれるのが現状。ならば、せめて1番難しい1級合格を履歴書に書く方が賢明です。

これに関しては、化粧品成分検定が悪いのではなく、多くの民間資格に当てはまることだと思います。


特に3級を履歴書に書くのはNG。無料で何度も受験できる試験の資格を履歴書に書いても意味がありません。


じゃあ3級の受験は意味がないのかといったら、そうではありません!!

実は化粧品成分検定1級の問題って、3級の問題と重複していることがあるんです。また、3級の勉強で1級合格に向けての基礎固めもできます。

なので、自分には化粧品成分検定が役立ちそうだと感じたら、まずは3級を受験してみましょう。次の章で、化粧品成分検定3級の受験について解説します。

化粧品成分検定3級の受験方法

化粧品成分検定3級の受験なら、テキストや問題集といった教材は必要ありません。いきなり公式サイトに行ってしまいましょう!




PC版の公式サイトです。3級受験用のリンクやバナーが複数(赤枠)あるので、クリック。

簡単な案内が出るので、目を通したら「化粧品成分検定3級を受験する」ボタンを押して受験を開始しましょう。



画像引用:化粧品成分検定公式サイト

3級の問題は全部で10問出題されます。10門中、9問正解で合格です。

制限時間はありません。A~Cの3つの選択肢から答えを選び、クリックします。

10問解き終わったら「採点結果を見る」を押しましょう。


不合格だとこんな画面が出ます。結果が出たら必ず「詳しい解説を見る」を押して、詳細を確認しましょう。

成分について正しく理解し、覚えることで、1級合格につながります。


こちらが合格の画面です。合格した場合も解説を読むのをおすすめします。ヤマカンで正解したケースもありますからね。

化粧品成分検定3級の問題はランダムに出題されるので、受験するたびに内容が変わります。1級合格に向けて何度でも受験するのがおすすめです。

また、選択肢の順番が変わることもあるので、適当に覚えてたら不合格になるのでご注意を。ちゃんと成分名と概要を紐づけられるようにしましょう。

化粧品成分検定3級は合格証明書なし!将来の1級合格に役立てて

化粧品成分検定3級は、あくまで現段階の知識を確かめるものなので、合格証明書はありません。合格を証明できないって意味でも、履歴書に書く意味はありませんね(汗)

でも、3級受験は将来の1級合格には絶対に外せない勉強だと、実体験を踏まえてチャレンジをおすすめします。

3級だけじゃ物足りない、1~2級の勉強も始めたいと思ったら、テキストや問題集の購入も検討しましょう。ぜひ、下の記事も参考にしてみてくださいね。

▼化粧品成分検定の公式サイト。3級受験はこちらから。

https://www.seibunkentei.org/

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