登録販売者試験の勉強時間と勉強期間|学習スケジュール付きで独学合格の体験を解説

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登録販売者試験に独学で一発合格した体験をもとに「トータルでかかった勉強時間」「勉強期間」の目安について解説します。

ちなみに私は初心者レベルから独学を始め、合格率が23.4%と、ここ数年でも特に難易度が高い2019年の登録販売者試験(埼玉県)に一発合格しています。

なので、同じく初心者から登録販売者試験の独学を始めたい方におすすめの記事です。こんな疑問の解決をサポートします。

  • 初心者が独学で合格するのに必要な勉強時間は?
  • 勉強期間の目安はどれくらい?
  • 1日あたりの勉強時間の目安は?
  • 合格者の勉強ルーティンを知りたい
  • 合格者の勉強スケジュールを週・月単位で知りたい

では、私が実践した登録販売者試験の独学スケジュールについて書いていきましょう。

※合格を保証するものではありませんが、参考にしていただければ幸いです。


【計画的に勉強するために】まずは登録販売者試験の基本情報を知ろう


登録販売者試験
私の合格証書です

勉強のスケジュール管理をしっかりするためにも、まずは登録販売者試験の概要や合格条件を理解しておきましょう。登録販売者試験は、各都道府県ごとに少なくとも年1回実施される資格試験です。

▼※重要※登録販売者試験は第1章~第5章によって構成されています。

第1章:医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問)
第2章:人体の働きと医薬品(20問)
第3章:主な医薬品とその作用(40問)
第4章:薬事関係法規・制度(20問)
第5章:医薬品の適正使用・安全対策(20問)

試験に合格するには、全体の正答率が70%以上であり、なおかつ各分野の正答率が35~40%以上(都道府県によっては4割以上)でなければいけません。

つまり、登録販売者試験は各章でまんべんなく高得点をたたき出せるよう勉強する必要があります。だからこそ、計画的な勉強が重要です。

なんて厳しいことを言ってしまいましたが、登録販売者試験の合格率は例年40%前後。絶望的に難しい試験というわけではありません。なので、しっかり勉強すれば独学でも合格できますよ。

登録販売者試験の独学合格に必要な勉強期間・勉強時間のトータルは?

まずは一般的論から。登録販売者試験の合格に必要な勉強期間は3か月勉強時間の目安は300時間とされています。1か月=30日と考えると、1日あたりの勉強時間は3時間と少々という計算になりますね。

勉強期間3か月の目安は妥当。ただし、もう少し短くすることも可能
ここからは私の考えです。登録販売者試験の独学合格にかかる勉強期間が3か月という見方は妥当性だと思います。半年や1年だと間延びしてモチベーションの維持が難しそうだし、1か月だと「無理」とは言いませんが、あえていばらの道を選ぶことはないと思うのです。

ちなみに私は2か月と1週間の独学で合格しました。具体的なスケジュールは後で紹介します。

勉強時間のトータルは約104時間。1日1時間の勉強でも合格できる!
続いて勉強時間について体験談ベースの見解です。私の場合、1日あたりの勉強時間はおおむね60分でした。

ただし登録販売者試験は章ごとに難易度が全然違うので、短ければ45分、長ければ120分ほどかけてます。いずれにしても、一般的に言われる1日3時間の勉強はしていません。

スキマ時間の学習も含めて1日1.5時間の勉強をしたと考えると、トータルの勉強時間は103.5時間となります。

※内訳:7月(=31日/46.5時間)+8月(=31日/46.5時間)+9月(=7日/10.5時間)=103.5時間。

1日120分の勉強した日を多めに見積もっても、トータルの勉強時間は130~150時間ほどでしょう。続いて、1日あたりの勉強ルーティンを紹介します。


登録販売者試験の独学合格で実践した勉強ルーティン

毎日の勉強の流れとして、次のようなルーティーンを守っていました。



※【2】のテキストを読む範囲は、次の章で詳しく解説します。

各タスクに割く時間はおむねこんな感じです。
【1】前日の勉強で不正解だった問題を解く…5~10分
【2】テキストを読む…10~15分
【3】テキスト内の章末問題を解く…10~15分
【4】勉強した範囲の過去問を解く…20~30分

【3】と【4】で不正解だったものを翌日の【1】で復習します。といっても数問しか間違えないので、それほど時間はかかりません。ノートはスキマ時間に見直すのが主な目的で、一問一答形式で不得意なところをまとめました。

テキストを読むのに時間をかけなくていい
【2】の優先度は低め。登録販売者試験で覚える単語は薬の名前や成分など難しいものばかりで、読む(=インプットする)だけでは覚えるのは困難だからです。特に重要なものや全く聞いたことがない単語、間違って認識していた単語を優先的に覚えました。

過去問を解くのに時間をかける!
重視していたのは【3】と【4】です。テキストの内容をどの程度覚えられたか、問題を解く(=アウトプットすること)で確認します。テキストを流し読みするより、間違える経験をしてからテキストの該当箇所を集中して読む方がスムーズに覚えられました。

土曜日は過去問を中心に解く
土日は勉強時間を90~120分に増やし過去問に集中。5回正解するまで繰り返し解きました。ポイントは「テキストを読んでる範囲」「土曜日に過去問を解く範囲」をダブらせないこと。たとえば、1週目の土曜に20ページまで解いたら、2週目の土曜日は21ページから解きましょう。

テキストの範囲とだぶらせないことで、広範囲をまんべんなく勉強できます。


登録販売者試験の勉強スケジュール|月単位・週単位で紹介

登録販売者試験の第1~5章には、さらに細かく分類した項目があります。勉強のスケジュールを立てるときは、この章と項目を意識するのがおすすめです。それを踏まえて、月単位・週単位で私が実践した勉強スケジュールを紹介します。

カレンダーは2019年のものなので、受験する年に当てはめて参考にしていただければ幸いです。

■7月の勉強スケジュール:第1~4章まで学習

■勉強初日:模擬試験で現在の知識レベルをチェック
勉強初日に全く知識がない状態でテキストにある模擬試験を解きました。当然ながら合格ラインに届きませんが、現在の実力が分かります。

ちなみに私の正解数は、第1章が11/20問、第2章も11/20問、第3章が18/40問、第4章が7/20問、第5章が6/20問でした。さらに毎週土曜日に模擬試験を解くことで、正解数が増えるとごに進歩が確認できて、モチベーションをあげてくれました。

■1週目:第1章を1日あたり1項目を目安に勉強
正直言って第1章は簡単です。1回テキストに目を通せばある程度は覚えられますし、過去問もほぼ正解します。薬害の歴史はネットでエピソードを詳細に調べると、印象に残りやすいのでおすすめです。土曜日は過去問を解くのに集中します。

■2週目:第2章を1日あたり1項目を目安に勉強
「人体の構造と働き」は覚えることが多いので一度に全部マスターしようとせず、「苦手なところは土曜日の過去問の日に覚えればばいい」とおおらかな気持ちでのぞみました。

■3~4週目:第3章を1日あたり1項目を目安に勉強
第3章は全16項目あり、内容も難しい鬼門なので時間をかけて勉強しました。ただし下記項目は覚えることが少ないので、1日で2項目をまとめて勉強。この配分なら、12日間で終わります。

  • 「5.排泄に関わる部位に作用する薬」と「6.婦人薬」
  • 「8.鼻に用いる薬」と「9.眼下用薬」
  • 「12.禁煙補助剤」と「13.滋養強壮保健薬」
  • 「15.公衆衛生用薬」と「16.一般用検査薬」

■5週目&8月1週目:第4章を1日あたり1項目を目安に勉強
ただし、「2.医薬品の分類、取り扱い等」と「3.医薬品の販売業の許可」は難易度が高いため、それぞれ2日がかりでやりました。

8月の勉強スケジュール:前半でテキストをひと通り読み終える

■2~3週目:第5章を1日あたり1項目を目安に勉強
これプラス、「してはいけないこと・相談すること」の勉強を。8/15~8/16には、お盆休みをしっかり取ってます。

■4~5週目:ひたすら過去問を解く
登録販売者試験の勉強は暗記がメインといっても過言ではなく、先述のとおり、問題を解いて間違える経験をするほど覚えられます。なので、8月後半は過去問に集中しました。

9月の勉強スケジュール:受験地の過去試験問題を解く

■1~5日目:1日1年ペースで過去試験問題を解く
私は「まるごと登録販売者」というサイトから受験地(埼玉県)の試験問題をダウンロードしました。「1日で1年分を解く×5日間」のペースなら無理なく過去5年分の試験問題を解けます。

過去の試験問題で本番を想定した勉強を
登録販売者試験は、午前2時間・午後2時間と合計4時間も集中しなきゃいけません。勉強から遠ざかってる社会人がぶっつけ本番で4時間の集中は厳しいと思ったので、本番を想定した勉強をしました。

とはいえ、ここまでみっちり勉強していれば4時間かかることはないでしょう。私は2時間~2時間半で答え合わせも含めて終わりました。

■6~7日目:苦手対策&生薬の勉強
9月6日はここまで正解率が低い過去問の復習。7日目は試験前日はテキストの小冊子使って生薬の勉強に集中。ぶっちゃけ一夜漬けです。これに関しては後悔していて、できるなら8月後半の過去問集中期に生薬の勉強はもっとしっかりした方が良いと思います。

使用したテキストは「らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト」
私が使用した「らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集」は、章や項目の終わりごとにミニテストや過去問が盛り込まれてるので、こまめな振り返りができて便利でした。要点をまとめた小冊子もあるのでおすすめです。

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関連記事では使用テキストのレビュー、ノートの書き方のコツなどを紹介してます。ぜひ、あわせてご覧ください。最後にまだ独学が不安な方向けのアドバイスをお送りします。

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登録販売者試験のノートのまとめ方!独学で楽に合格するには

独学に不安がある方は通信講座を活用しよう!

私が実践した登録販売者試験の勉強法を紹介しましたが、まだ独学は不安という人もいるかもしれません。
  • ひとりで最後までテキスト読めるか不安
  • 分からない所があったらどうしよう?
  • スケジュール通りできるか心配
  • モチベーション維持できる自信がない
という人は、通信やオンライン講座を活用すると良いですよ。最後に、合格者の目線で「これはイイ」と感じた講座を3つピックアップしてみました。

最小限の勉強で合格を目指す!登録販売者・3日間集中合格法(株式会社ピーケア) 


3日間という短期間で合格することに特化した講座です。「資格試験は100点を目指すのではなく、合格点突破を目指せばいい」とはよく聞きますが、まさにそれを体現していると言えます。必要最低限を学べばいいように出題傾向を徹底分析し、カリキュラムを組んでいるのが特徴です。

内容はテキスト、過去問、暗記用の音声データなど。特に過去問は過去5年間で3回出題されているもののみ厳選している点がポイント高いです。

独学だと3日で合格はほぼ不可能なので、それを可能にするのは専門家のカリキュラムならではですね。そのぶんお値段は高めですが、時間のハイコスパで補えれば良しと考える人なら合うでしょう。

▼こんなひとにおすすめ。

  • 最小限の勉強時間で合格したい
  • 試験間近なのに全然勉強してない!
  • 効率重視なので、多少お金が高くなってもOK
  • もうすぐ試験なのに勉強が終わらない

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【月額1,480円】スマホやPCで勉強できる!オンスク.JPの登録販売者講座

 

コスパの良さと教材の充実度を両立しているのが、オンスク.JPの登録販売者講座。月額1,078円~の定額サービス「ウケホーダイ」を使えば、登録販売者試験はもちろんのこと、全60講座が受講できちゃいます。

中でもおすすめは、月額1,480円(税込1,628円)の「ウケホーダイ-スタンダード」。最安値のプランに550円プラスするだけで、講義・問題・機能すべてが使えます。

講義をするのは現役薬剤師で、初心者でも理解できるように教えてくれます。倍速やしおり機能がついてるので、スキマ時間を使った効率的な視聴も可能。また講義で使われたスライドはダウンロードできるので、テキスト代わりに使えますよ。

本試験レベルの問題演習は、全451問と充実のラインナップ。さらに毎日の学習時間や進み具合がパッと見でわかる学習進捗機能つきで、挫折しないようサポートしてくれるのも嬉しいポイントです。

▼こんなひとにおすすめ。

  • スマホやPCを使って効率的に学習したい
  • 通信講座でもコスパを抑えたい
  • 1人でモチベーション維持できる自信がない

3つ紹介した中でも個人的にイチオシです。


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分からない所は質問できる!LECの登録販売者試験 合格スタンダードパック

 

資格の総合スクールでおなじみ「LEC/レック」の講座です。分からないところは「教えてチューター」で質問できるのが最大の特徴。「勉強でつまづいたとき、独学だと挫折しそう……」という人も安心のサポート体制がしっかりしています。

スタンダードパックは初心者向けで、なおかつ過去問5年分600問の過去問解説講座も視聴できます。

講座はDVDオンラインで選択可。DVDは視聴期限がないのがメリット。オンラインは視聴期限があるものの、スマホ視聴可&進捗管理付きなのがメリットです。予算に応じてテキストの有無を選ぶこともできますよ。

▼こんなひとにおすすめ。

  • 初心者なのでイチからしっかり学びたい
  • テキストと講座どっちも欲しい
  • フォロー体制がしっかりしてるところがいい

\早割やタイムセールがあるかも/

以上が合格した体験をもとにした勉強時間やスケジュールの解説、そして通信講座の案内でした。少しでも参考になれば幸いです。

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