登録販売者の勉強|3ヶ月未満(2ヶ月と7日)で独学合格した3つのポイント

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登録販売者の試験に3ヶ月の勉強(独学)で合格したい人のために、「1日あたりの勉強時間」「具体的な学習スケジュール」「3つの勉強ポイント」を紹介します。

この記事を書いているブログ管理人は、“合格率23.4%”ここ数年でも特に難易度が高い2019年の登録販売者試験(埼玉県)に一発合格しています。下は合格証書です。


そんな私も、登録販売者の勉強を始める前はこんなことも知りませんでした。あなたはどうですか?
  • 葛根湯以外の漢方薬の名前は?
  • 栄養機能食品と機能性表示食品の違いは?
しかも社会人になってからまったく勉強していないので、ストイックな学習はできそうもない……。だからこそ、最短の3ヶ月で合格できるように工夫して勉強しました。

その結果、3ヶ月かからず、2ヶ月と7日間で登録販売者の試験に合格できました。

合格を保証するものではありませんが、そんな私の勉強体験が少しでも参考になれば幸いです。


登録販売者に3ヶ月で合格するには、1日1時間の勉強が目安

まずは「1日どれくらい勉強すればいいの?」ってところから話しましょう。私は平日1時間、仕事が休みの土日は90~120分を目安に勉強をしました。

あらかじめ勉強ルーティンを決めて、次の4ステップで日々の独学を進めました。

勉強4ステップを約3ヶ月繰り返して合格しました

各タスクの時間配分はこんな感じ。【3】と【4】で不正解だった問題を翌日の【1】で復習し、それでもダメならノートにまとめます。ノートの書き方は後程紹介しますね。
 
【1】前日の勉強で不正解だった問題を解く…5~10分
【2】テキストを読む…10~15分
【3】テキスト内の章末問題を解く…10~15分
【4】勉強した範囲の過去問を解く…20~30分

まとまった時間がとれない場合は、タスクを分割します。たとえば仕事前に【1】の復習だけ済ませて、夜に【2】から始めるみたいな感じです。

後で詳しく書きますがテキストはサラッと目を通すだけでしたので、仕事の合間のスキマ時間にやることもありました。

【注意】土曜日は過去問に集中しよう

基本は4ステップのルーティンでOKですが、土曜日は別。まとまった時間がとりやすいこともあって、土曜日だけは過去問を解くのに集中しました。

登録販売者の試験に3ヶ月で合格しようと思ったら過去問題集を繰り返し解くのが何より重要だからです。

ここで気をつけたいのが、「平日にテキストを読んだ範囲」と「土曜日に過去問を解く範囲」をダブらせないこと。テキストも過去問も第1章ばっかり勉強してたら、ほかの章の内容を忘れちゃうからです。

なので、1週目の土曜に過去問を20ページまで解いたら、2週目の土曜日は21ページから解く……というように土曜日の勉強は別枠で考えて進めましょう。

そうすれば平日はテキストと過去問で第3章を勉強しつつ、土曜日は過去問集中で第2章の復習ができるというように、広範囲を効率的に学習できますよ。

  

3ヶ月あれば合格を目指せる!登録販売者の勉強スケジュール

次に勉強のスケジュールについて、カレンダー付きで解説します。カレンダーは私が受験した2019年のものを使用しています。試験日が9月8日だったので、7月1日から勉強を始めました。あなたが受験する年に当てはめて、参考にしていただければと思います。

■1ヶ月目の勉強スケジュール:第1章~第4章まで学習

1ヶ月目は、第1章~第4章までテキストを読みつつ過去問を解くルーティンを繰り返すのが基本です。下記に要点をまとめます。
  • 勉強初日:模擬試験で現在の知識レベルをチェック
知識が全くない状態で、テキストの模擬試験を解きました。当然、合格ラインに届きませんが、現在の実力が分かります。

ちなみに私の正解数は、第1章が11/20問、第2章も11/20問、第3章が18/40問、第4章が7/20問、第5章が6/20問。

毎週土曜日に過去問と併せて模擬試験を解くと、少しずつ正解数が増えて習熟度を実感できるのでおすすめです。
  • 1ヶ月目の1週目:第1章を1日1項目を目安に勉強
正直言って第1章は簡単でした。薬害の歴史はテキストだけでなく、ネットで訴訟が起こった経緯などを確認すると、印象に残りやすいのでおすすめです。検索すれば厚生労働省や難病情報センターなどのページが出てきますよ。
  • 1ヶ月目の2週目:第2章を1日1項目を目安に勉強
第2章の「人体の構造と働き」は覚えることが多いです。一気にマスターしようとせず、「半分以上正解ならOK」「残りは過去問を繰り返し解いて覚えればいい」とおおらかな気持ちでのぞみました。
  • 1ヶ月目の3~4週目:第3章を1日1項目を目安に勉強
第3章は全16項目とボリュームがあり、しかも内容が難しいので、登録販売者の勉強の中でも鬼門です。なので勉強期間を多めに取ってます。

ただし下記の8項目は覚えることが少ないので、1日で2項目をまとめて勉強。このスケジュールで12日間で終わらせました。

  • 「5.排泄に関わる部位に作用する薬」と「6.婦人薬」
  • 「8.鼻に用いる薬」と「9.眼下用薬」
  • 「12.禁煙補助剤」と「13.滋養強壮保健薬」
  • 「15.公衆衛生用薬」と「16.一般用検査薬」

※余裕をもって第3章の日数を多めに取るのもあり※
きっちり3ヶ月の勉強期間を用意できる人は、第3章の日数をもう少し多めに確保しておくのもアリだと思います。それくらい第3章は難しいですし、ボリュームが多いので試験にも出やすく重要な箇所です。

私のスケジュールはあくまで2ヶ月と7日間で完結するものなので、ご自身の得意不得意や習熟度に合わせて調整してみてください。
  • 1ヶ月の5週目~2ヶ月の1週目:第4章を1日1項目を目安に勉強
第4章は“配置販売業者”みたいな聞いたことがないワードが続々出てきますが、内容はそれほど難しくありません。でも、「2.医薬品の分類、取り扱い等」「3.医薬品の販売業の許可」の2項目は難易度が高いと感じたため、それぞれ2日がかりでやりました。

感じ方は人によって違うと思うので、時間を長めに取る項目の取捨選択は勉強しながら調整してみてください。

■2ヶ月目の勉強スケジュール:テキストを読み終え、過去問中心にシフト
2ヶ月に入ると、ひととおりテキストを読み終わります。なので後半はひたすら過去問を解く期間に充てました。
  • 2ヶ月目の2~3週目:第5章を1日1項目を目安に勉強
第5章も登録販売者の勉強するまでは聞いたことがないワードが並びますが、難易度はそれほど高くありません。また8/15~8/16には、お盆休みをしっかり取りました。
  • 2ヶ月目の4~5週目:ひたすら過去問を解く
言葉の通りです。ここまでの勉強で6割覚えてるかどうかって習熟度だとしても、過去問に集中する2週間で一気に覚えられました。

※テキストの進捗が遅くてもここで調整すればOK※
人によっては紹介してるスケジュールだと厳しい、予定に追いつかないって人もいるかと思います。その場合はスケジュールを後ろ倒しにしつつ、この過去問集中期間を縮めることで調整してみると良いかと思います。

ただ前にも書きましたが、登録販売者の勉強は過去問がカギなので、テキストをきっちり読むことを優先するよりも、過去問集中期間をしっかり設ける方がおすすめです。

■3ヶ月目の勉強スケジュール:受験地の過去の試験問題を解く
3ヶ月目と言っても、勉強しているのは最初の7日間のみです。メインは受験地の過去の試験問題を解くことでした。
  • 3ヶ月の1~5日目:1日1年ペースで過去試験問題を解く
まるごと登録販売者」というサイトから、受験地(埼玉県)の試験問題をダウンロードして解きました。「1日1年分」を5日間繰り返せば、過去5年分の試験問題を解けます。

※試験前の5日間だけ2時間以上まとまった勉強時間を確保できれば理想的※
実際の試験問題を解いたのは、本番を想定した練習という意味合いもあります。なので、可能ならまとまった勉強時間を確保して欲しいです。

といいますのも、登録販売者試験は午前の部・午後の部それぞれ2時間ずつあって、合計で4時間の試験となっているんです。勉強から遠ざかってる社会人が、いきなり4時間の集中は難しいと思います。だから本番前の練習ってわけです。

でも、ここまで勉強していればおそらく4時間かかる可能性は少ないでしょう。実際の試験でも終了前に退室する人はたくさんいます。私の場合は、午前と午後の試験を合わせても2時間~2時間半で答え合わせも含めて終わりました。

試験問題を解くのにかかる時間は人それぞれかと思いますが、少なくとも2時間以上はまとまった時間を確保しておくのが理想的かと思います。もちろん本番を想定して見直しも忘れずにしてくださいね(久々に試験問題解くと面倒くさいんだな、これが)。
  • 3ヶ月目の6~7日目:苦手対策&生薬の勉強
6日目はここまで正解率が低い過去問の復習。試験前日にあたる7日目は、生薬の勉強に集中しました。ただ生薬の勉強に関しては後悔していて、できるなら8月後半の過去問集中期からしっかりした方が良いと思います。私は試験当日に漢方系で苦労しました。

▼1日あたりの勉強時間や勉強スケジュールについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
 

登録販売者の勉強ポイント【1】テキストを丸暗記しない


登録販売者の勉強はぶっちゃけ暗記がメイン。でも、テキストで赤字や太字で強調されてる重要語句を全部覚える必要はないと思います。試験で大事なのは満点を取ることじゃなく、合格点を取ること。3ヶ月の最短ルートで合格を目指すならなおさらです。

だから、テキストはあくまでざっくりと読めばOK。

感覚としては10~15分テキストに目を通し、「肛門内にいぼ状の腫れができることを痔核っていうのかあ」みたいな豆知識が2~3個身につけば十分。それもぼんやりとしたものでOKです(過去問解いてるうちに明確な知識に変わります)。

覚えなきゃいけない頻出の単語や、苦手な単語などは過去問を解くことで分かってきます。こうした覚えなきゃならないものをしっかり学びたいときに、テキストを熟読しましょう。

最悪パターンなのは、テキストを時間かけて読んだことで、勉強したつもり・覚えたつもり・分かったつもりになること。

いざ、問題を解いたら何も思い出せない可能性が高いです。だって、「アリルイソプロピルアセチル尿素」って言葉を見ただけで覚えられたら苦労しませんよ。少なくとも凡人の私には無理です。

最悪パターンにならないよう、テキストはあくまでざっくりと目を通すようにしましょう。

▼おすすめテキストは『らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集』

私が使用したテキストは、『らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集』です。 各項目や章の終わりにミニテストや章末問題があって、こまめに振り返りができるのがとても良いと感じました。

最新の第4版は色分けされて、さらに読みやすくなっています値段も安い方なので、良かったら手に取ってみてください。

登録販売者の勉強ポイント【2】過去問は5回正解するまで解く


しつこいくらいに書いてますが、登録販売者試験に3ヶ月で合格しようと思ったら、過去問を解いて解いて、解きまくって覚えるのが近道です。

私の場合は、問題番号の横に正解したら「正」の字でカウントして、ほぼすべての問題を5回正解するまで繰り返し解きました。これだけやれば、問題を解くスピードは上がると思います。

長ったらしい単語をたくさん覚えなきゃならない、登録販売者の勉強。知識を頭に叩き込もうと思ったら、実践を繰り返すのが一番効率的です。

※脳は間違えたときに一番学習するようにできている※
小テストや過去問を解いて、間違えだらけだったら落ち込みますよね。でも、心配することはありませんよ。脳には間違ってると分かったときに記憶に定着しやすい性質があるのだそうです。

だから過去問を解いて間違えた経験をするのは、学習効果が高まるチャンスなんだとか。とはいえ、当てずっぽうの解答じゃ効果はないそうですので、しっかり考えて答えましょう。

私自身、「間違えて悔しい→テキストを読む→納得」って経験を繰り返して過去問の正解率を上げていきました。

ぜひ、過去問に取り組む時間を大切にしてくださいね(参照:『脳科学が明かした! 結果が出る最強の勉強法~スタンフォード大学OHS校長が教える「超効果的 頭の使い方」』P186~P193)。

▼おすすめの過去問は『うかる! 登録販売者 過去問題集』

私は問題数が多いのに値段は手ごろということで、こちらの過去問を選びました。 解説も丁寧なのでおすすめです。


登録販売者の勉強ポイント【3】苦手はノートで一問一答形式でまとめる

資格勉強というと、「ノートは必要か否か」って話題がよく挙がりますよね。

私個人の答えとしては「テキスト丸写しのまとめノートは不要。でも苦手な箇所だけをテスト形式でまとめたノートは効果的」となります。

私の場合は、章末問題や過去問で不正解で、なおかつ、翌日に解き直してもまた不正解だった選りすぐりの弱点だけを「一問一答形式」に統一してノートにまとめました。

タイミング的には、勉強ルーティン【1】の最後でノートに書きます。下がその画像です。


問題文は緑色のペン、解答は黒いペンで書いてます。形式を決めておくことで、書き方に悩む時間の無駄もなくせます。一問一答はこのくらい簡単に書いてます。
  • 問:鎮痛成分=含有1%の貼り薬で11歳未満の薬はないもの
  • 答:インドメタシン

覚えられない単語って、そもそも意味や要点を説明できないってことに気づいたんですね。

その点、ノートに一問一答形式でまとめるのは効果的。だって、単語の意味が分からないと問題文を作れませんから。

問題文を自作する過程で、苦手な単語の意味を自分なり噛み砕き、理解度が高まったと思います。

ノートの一問一答はスキマ時間に解くことで、ちょっとした苦手対策もできますよ。

※脳科学者も認める自己テストの効果※
先ほど参照に挙げた『脳科学が明かした! 結果が出る最強の勉強法 スタンフォード大学OHS校長が教える「超効果的頭の使い方」』でも、自分でテスト問題を考えるのは勉強に効果的と紹介されてました。

自分が試行錯誤して編み出した勉強法が、専門的な本にも効果的って紹介されてると、安心というか、自信をもって紹介できますね(該当ページはP146~150)。

▼ノートを使った登録販売者の勉強法は、関連記事で詳細を紹介してます。

3ヶ月の勉強に飽きそうになったら、オンラインの登録販売者講座も活用

実際に私が解いた試験問題です

社会人になって勉強から遠ざかると、3ヶ月の勉強でも長く感じられるかもしれません。

「もうだめ、仕事と家事で疲れて全然やる気が出ない」
「これ以上休んでると、試験当日に間に合わなくなる」

なんてときは、オンライン講座を活用するのもひとつの手。勉強する方法を変えることで、良い気分転換になりますよ。

▼おすすめ!スマホやPCで勉強できる!オンスク.JPの登録販売者講座【月額1,078円~】


登録販売者のオンライン講座で代表的なのが、「オンスク.JP」です。ポイントは2点。

  1. 月額1,078円から利用できて安い!
  2. スマホでもパソコンでも勉強できる

1ヶ月1,000円ちょっとなら、普段の勉強にプラスしても財布の負担にならないのではないでしょうか?

個人的には、最安値の1,078円プランに550円だけプラスして、月額1,480円(税込1,628円)の「ウケホーダイ-スタンダード」に登録すること。これなら講義・問題・機能すべてが使えますよ。

紙のテキストを読む気力がわかないって日は、「オンスク.JP」でスマホ学習。
デスクでの勉強に集中できない日は、お風呂で「オンスク.JP」のスマホ学習。

なんて使い方も良いですね。

\1コマ10分の講義と復習機能つき問題あり/

以上が、3ヶ月(正確には2ヶ月と7日)で登録販売者の試験に合格した勉強法のポイントでした。

1日あたりの勉強時間から、スケジュール、ノート術まで、登録販売者試験の合格のためにやったことはひととおりお伝えできたかと思います。3ヶ月で登録販売者の試験に合格したい人に、少しでも参考になれば嬉しいです。応援しています。

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