足底筋膜炎のインソールプロ(中敷き)を正直レビュー。医療現場の技術でかかとに特殊形状

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私は年に2~3回、足底筋膜炎になります。初めて足底筋膜炎になったときは病院で診てもらったのですが「痛み止めは出すけど、結局は安静にするのが一番だよ」と言われたので、基本、足底筋膜炎になったら自宅で体を休めています。

でも、仕事や買い出しでどうしても外に出ないといけないときがあるわけで。

そこで買ってみたのが、株式会社 村井が製造販売する「足底筋膜炎対策・インソールプロ」です。

1組1,980円(税込)。靴の中敷きとしては、決して安い買い物ではありません。ですので、同じく足底筋膜炎に悩む人の参考に少しでもなればと思い、「足底筋膜炎対策・インソールプロ」を正直レビューしていきます。

足底筋膜炎とは?症状・原因・なりやすい人

商品レビューがより具体的に伝わるように、「そもそも足底筋膜炎って何?」ってところを最初に軽くふれておきます。

足底筋膜炎とは、足底にある厚い組織(=足底筋膜)が炎症を起こした状態のこと。かかと(主に内側前方)に痛みを感じるのが特徴です。

足底筋膜炎の原因

足底筋膜炎の原因は、足底筋膜とかかとの骨が付着する部位に大きな負荷がかかってしまうことにあります。

歩行・走行時にかかとから着地する際の「衝撃」踏み出すときの「引っ張るの力」。このふたつの負荷が繰り返されることで、痛みが生じるわけです。

足底筋膜炎になりやすい人

足底筋膜炎は「スポーツ障害」と言われるくらいなので、長時間ランニングしている人やテニスやバスケのように足に負担をかける動作があるスポーツをしている人に多く見られるようです。

一方で足への負荷が大きい肥満・太り気味の人にも多いとのこと。私は完全にこっちのパターンでした。ほかにも、こんな人に多く見られます。

  • ふくらはぎの筋肉の柔軟性が低下している人
  • 長時間立ち仕事をしている人
  • 合わない靴を履いている人

こう見ると、多くの人が足底筋膜炎になってしまう可能性があるとも考えられますね。

参照
日本の足の外科学会(https://www.jssf.jp/pdf/pamph_sokuteiken.pdf

医療法人社団  青泉会 下北沢病院(https://www.shimokitazawa-hp.or.jp/wp/wp-content/uploads/2018/06/medicaldisease_plantar-fasciitis.pdf

足底筋膜炎対策・インソールプロ、4つの特徴

さて、今回の主役「足底筋膜炎対策・インソールプロ」です。製造販売元は株式会社村井。

「医療現場の技術から生まれた、トラブル別インソール」ってのが売りで、足底筋膜炎だけじゃなく、外反母趾や腰痛用といったトラブル用のインソールもあります。

特徴1)体重がかかりにくい、かかとの特殊形状

開封するとこんな感じ。足底筋膜炎対策のインソールプロは、痛みが出やすいかかと部の特殊形状(除圧部)が特徴的。痛みの集中しやすいかかと部中央に、体重がかかりにくい構造になっています。

ぱっと見、かかと部以外はつるっとしていて特に目立つ点はありません。

中敷きを裏から見るとこんな感じ。足底筋膜炎対策のインソールプロは、足の基本骨格を守るよう、内側と外側の縦アーチの低下をサポートする造りになっているとのこと。両サイドの独特な斜面がその役割を果たしているのでしょうか?

特徴2)つま先の厚みは1~1.5mm、うすめの造り

メーカーが「うすめ・きつくなりにくい」と明記している通り、足底筋膜炎対策のインソールプロは薄めの造りとなっています(参考:村井公式サイト)。でも、何の機能も持たない100均などにある通常の中敷きと比べるとやっぱり厚いです。

口コミでは「この薄さが物足りない」という声がチラホラありましたが、私はむしろ厚さが気になってきゅうくつさすら感じました。このあたりは適したサイズを選ぶ、靴との相性などによって感じ方が変わりそうです。

特徴3)サイズ展開と2色のカラーバリエーション

足底筋膜炎対策のインソールプロはメンズがM~L、レディースは~Lまでサイズがあります。色はベージュとブラックの2種類です。

レディースのサイズ展開
S:22.0~22.5cm
M:23.0~23.5cm
L:24.0~25.0cm

メンズのサイズ展開
M:25.0~25.5cm
L:26.0~27.0cm

特徴4)安心の日本製

足底筋膜炎対策・インソールプロは設計から開発、製造まですべてを国内で行っています。安心のMade in Japanです。ほかにもこんな特徴があります。

抗菌防臭、吸汗、貼りはがし可、水洗いOK、カットしてサイズ調整可

質の良さが伝わってきますね。

足底筋膜炎対策・インソールプロを使ってみた感想

実際に足底筋膜炎対策のインソールプロを使ってみた感想ですが、一言でいうと「痛みが多少和らいだとは思うが、やはり痛いものは痛い」。つまり、中敷きを変えても通常通りのパフォーマンスをするのは難しいってことです。

理由を自分なりに考えてみたのですが、かかと部の特殊形状によって「衝撃」の負荷は軽減したかもしれないですが、踏み出すときの「引っ張る力」の方の負荷があまり軽減された感じがしないのです。

なので、やはり医師に言われた通り安静にするのが一番だと感じました。

あとはクッション性が弱いと感じました。それが、単純に私の好みには合いませんでした。

また靴との相性によって効きの違いがあります。私の場合はスニーカーには問題なく使えましたが、靴の横幅がせまいパンプス系はいまひとつでした。負荷の軽減以前に、きゅうくつさが気になって足が疲れるんです。

でも何の対策もしないよりは圧倒的に快適だと思います。なので、中敷きと相性がいい靴を見つけたら「足底筋膜炎になったらこの靴にインソールプロを入れて履く」って決めて使えば問題ないかと思います。ただ、インソールプロがあるからと無茶はしない方がいいでしょう。

村井の足底筋膜炎対策・インソールプロのレビューまとめ

以上が足底筋膜炎対策・インソールプロのレビューでした。ちょっと辛口コメントが多かったかもしれませんが、それでも総合すると、買って損はないと思っています。

といいますのも足底筋膜炎って、単純に足裏が痛くなるだけじゃなく、痛くなった足をかばってもう片方の足に重心をかけたせいで腰を痛めたり、太ももやふくらはぎの筋肉痛を招いたりすることがあるんですよ。

こうして痛みが広がっていくのを防ぐためにも、靴の中敷きを工夫するってのは有効だと思ってます。特に立ち仕事みたいな、痛くても安静にできないって状況ならよき助けになってくれるかと思います。

足底筋膜炎になったら安静が一番ってのは大前提の上で、どうしても動かなきゃいけないときのお守りとしてインソールプロを活用するってのが、私の中の正解になってます。

1,980円と決して安くない中敷きなので、良い面も悪い面も考慮したうえでご購入を検討してみてください。同じく足底筋膜炎に悩む方の参考に、少しでもなれば幸いです。

※閲覧のタイミングによっては低下より安く売ってるときもあるようです。気になる方は一度リンクからお値段をチェックしてみるといいかもです。

▼女性用のインソールプロはこちら

▼男性用のインソールプロはこちら

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