懐かしいものを見るとテンションが上がる現象には、脳科学的な理由がちゃんとあるらしい

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「子どもの頃に買ってもらったサンリオキャラのグッズを集めてる」
「『にこにこぷん』や『ねずみくんのチョッキ』グッズを見つけて衝動買いする」

このブログを何度かご覧になっている方はお察しいただける通り、私はいわゆるレトロ好き(懐古趣味)です。

すっかり忘れていた懐かしのキャラクターのグッズをふいに見かけると、「あぁぁ!こういうグッズあったなあ!懐かしい!!」とテンションが爆上がりして、何なら脳から快楽物質が出ているのでは?とすら感じます。

キャラクターグッズに限らず、「懐かしいものを見るとテンションが上がる」体験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?

実はこれ、ちゃんと脳科学的な理由があるそうです。すごく勉強になったので、備忘録がてらここでも紹介したいと思います。

懐かしいものを見るとテンションが上がる脳科学的理由

懐かしいものを見るとテンション上がる理由は、『脳医学の先生、頭がよくなる科学的な方法を教えて下さい』という本を読んで知りました。著者の瀧靖之さんは、東北大学脳科学センターで教授をされてる方だそうです(本の詳細は後程)。

さて本題の「懐かしいものを見るとテンションが上がる理由」ですが、懐かしいものを見ると記憶にかかわる海馬をはじめ、複数の脳エリアが活性化することでドーパミンの生成が促されるからなんだそうです。下記は引用です。

脳の中では記憶に関わる海馬と、報酬系に関わる中脳黒質、腹側被蓋野などが活性化して、ドーパミン生成を促すんです。

ドーパミンは幸せホルモン」って呼ばれることもある神経伝達物質。この話なら聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

瀧靖之さんの著者では、「ノスタルジアに浸ってドーパミンが生成されると、幸福感や社会的つながりを強め、人生の充足感を高めると言われる」と話されていました。

難しい言葉が並びますが、冒頭で話した「懐かしいものをテンションが上がる!」っていうのがまさに瀧靖之さんがおっしゃっている事なのでは?と感じました。

【回想法】ノスタルジアに浸るのは、手軽に幸福度を高めるのにピッタリらしい

懐かしの『ねずみくんのチョッキ』グッズを見つけてテンション爆上がりな管理人

さらに『脳医学の先生、頭がよくなる科学的な方法を教えて下さい』を読み進めたところ、懐かしいものを見て、昔の出来事を思い出して、ノスタルジアに浸るのは、大人が手軽に幸福感を高める方法だってことも分かりました。

理由はさっきも出てきた「ドーパミン」が生成されるからです。ちゃんと専門用語もあって、昔のことを思い出して幸せになることは「回想法」っていうそうです。

私はサンリオや『ねずみくんのチョッキ』などのグッズを買うのが回想法になってますが、何が回想法になるかは当然ながら人それぞれです。

レトロ好きなアラフォー世代としては、こんなこともテンションが上がるきっかけになると思います。

  • 青春時代に流行った曲を聞く
  • 昔売ってたお菓子のパッケージがネットで画像検索する
  • 昭和レトロなインテリアを見るor買う
  • 街中でレトロな建物などを見る

アラフォー世代の私は、YouTubeで定期的にスピードや小室プロデュースのアーティスト、ブリトニースピアーズの動画を見てしまいます。

懐かしのお菓子の画像を検索して、「8分の5チップ」や「ハンコください」などのパッケージを見て「こんなのあったな~!」とテンションを上げることもしばしば(これのためにたまにガールズちゃんねるを見ることも・笑)。

昭和レトロな黒電話や模様入りのすりガラスを見るのも好き。街中で丸ポストや瓦葺き屋根の可愛いお家を見るのもテンション上がります。

そうそう、サンリオキャラクターズの当たりくじでアデリアレトロを思わせる花柄をモチーフにしていたのは、アラフォー的には超ツボでした。

もしやアラフォーのツボを狙っていたのか!?

さらに、こういう懐かしいものを見つけて友達や家族と話すのも楽しいんですよね。

「スピードっていえば、A子は“White Love”担当で私は“Go! Go! Heaven”担当だったね」
「いま、昔の花柄のガラスのコップ流行ってるみたいよ~」

みたいな感じです。懐かしい出来事を話して共有するのは、瀧靖之さんも書籍内でおすすめしてました。

何かとストレスが溜まるご時世。こんな簡単なことで幸せ度を高められるなら、じゃんじゃんやってやろうじゃないかって思いました。

レトロ好き(懐古趣味)は現実逃避?って気にしてたけど、気にすることなかった

私はとにかくレトロなものが好きで、何なら昭和レトロを飛び越えて大正や明治時代のレトロな建物やデザインなどを見るのも大好きで、そんな自分はダメなんじゃないかって思うこともありました。

現実逃避なんじゃないか、流行や最先端のものも見ろよって。

でも、今回『脳医学の先生、頭がよくなる科学的な方法を教えて下さい』を読んで、必ずしもそうじゃないんだと少しホッとしました。

私としては、懐かしいものを見てテンションをあげるのは、ちょっとしたストレスを解消するのにピッタリだと思います。

どうしようもないくらいストレスをためて深く落ち込むくらいなら、ちょいちょい懐かしいものを見て元気を回復するほうがいいのかなって感じです。

人生山あり谷ありを経験してきたアラフォー世代だからこそ、それぞれに「懐かしさのあまりテンションが上がるもの」があるかと思います。

日々のちょっとしたストレスのケアに、懐かしいものを活用してみるといいかもしれません。

▼参考にした『脳医学の先生、頭がよくなる科学的な方法を教えて下さい』について。

『脳医学の先生、頭がよくなる科学的な方法を教えて下さい』は、ライターと瀧靖之さんの対話がベースになった構成で、文字がぎっちり詰まってる感じじゃなく、とても読みやすい一冊でした。

タイトルのとおり、本来は「賢くなる方法」がこの本のテーマです。

賢くなるには脳をよい状態にする必要があり、その条件の一つとして「幸福感を持続する」ことが挙げられていました。そして、大人が手軽に幸福度を高める方法として紹介されてたのが、回想法だったという感じです。

我が子を賢い子に育てたいって人を主なターゲットにしている感じですが、子どもに使える手法は大人にも有効とのこと。

「賢い」っていうと、お勉強ができるみたいなイメージがあるかもしれませんが、歳を重ねてもイキイキと生きるための大人の脳の整え方って意味でも参考になると思います。

気になった方は、ぜひお手に取ってみてください。以上、未だにガラケーを使っている管理人がお送りしました。


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